『知の回廊』シリーズ新作配信 【第6回】

SCN NEWS 228

『知の回廊』シリーズ新作配信
【第6回】『やわらかすぎる日本語~日本語の光と影~』

番組タイトル

≪知の回廊 第6回≫
『やわらかすぎる日本語~日本語の光と影~』
監修/理工学部 加賀野井 秀一教授

配信日

平成23年3月25日(金) 30分

内容

もともと日本の文化は、他国の文化をどんどん取り入れて、日本独自のものにしてしまうという 旺盛な消化力を持っています。これは、私たちの母語である日本語においても同様で、さまざまな 外国語をふんだんに取り入れ、いつのまにか日本語として組み立ててしまう、非常に柔軟で、逞し い力を持っているのです。
万葉の昔から、またとりわけ明治の開国以来、日本では諸外国の多様な文化が取り入れられて、 新しい訳語がたくさん作られました。たとえば『恋愛』という言葉は 『LOVE』の訳語として新し く作られたものですが、それまでの日本では、『恋』という言葉の概念も、『愛』という言葉の概 念も、現代とはまるで違っていたのです。
また日本語は、『てにをは』の間に単語を入れてしまえば、何でも日本語として通じてしまうと いった、実に面白い特徴を持っています。これは膠着語である日本語の独自性であるとともに、漢 字、ひらがな、カタカナなどの表記法が混在している言語は、他に類例がありません。これが表現 力豊かな日本語の素晴らしさであるとも言えるのですが、しかしその一方で、意味不明なカタカナ 語の氾濫や、曖昧な表現、そして私たちが、その言葉の本質をよく理解しないままイメージ優先で 安易に受け入れてしまうといった、日本語特有の問題も抱えているのです。
番組では、このような日本語のやわらかさ、素晴らしさを取り上げながら、常に進化し続ける日 本語の特徴とその問題点について、加賀野井秀一先生と三遊亭竜楽師匠が語り合います。

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